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【5ヶ月でTOEIC405点→815点に】410点も大幅アップした私の体験談
今回は弊社でフィリピン留学5ヶ月をお申込頂き、TOEIC405点→815点に大幅スコアアップしたTさんに体験談を語って頂きました。
Q.フィリピン留学5ヶ月はいかがでしたか?
楽しかった思い出2割、辛かった思い出8割でしたね(笑)ただ、留学前に目標としていたレベルに達することが出来たのは大きな喜びと充実感、達成感でいっぱいです。
Q.当初から5ヶ月間の留学をお考えだったのでしょうか?
いえ、当初は3ヶ月で考えていました。
しかし留学ドットコムのカウンセラーの方に相談した所、TOEIC405点から800点台へのアップは3ヶ月では相当厳しい・・・と率直に言われました。
そこで自分でも考え直し、予算から考えてもギリギリの5ヶ月間にしました。
※当初1人部屋希望でしたが、期間を長くするため、2人部屋にして費用を抑えました。
Q.フィリピン留学で何が辛かったですか?
全てです(笑)
当初はやはり色々不安だし、食事や生活スタイルに馴染むの時間がかかりました。そして何より英語の勉強の大変さ。
最初の2週間は毎日「もう帰りたい」と思っていましたね。
段々3週間目くらいから生活にも慣れだして、先生と打ち解けて来て、友人も出来、英語の勉強も乗って来た感触がありました。
食事や寮の衛生面も慣れてしまえば何て事ないなと感じるようになりましたし、たまたまアメリカ留学とイギリス留学を経験したルームメイトがいたのですが、「この学校の寮の方がアメリカ・イギリスより全然きれい」と言っていました。
ただ、それでも勉強自体は大変でしたし、こんなに頑張っているのに定期モックテスト(TOEIC模擬試験)でスコアが伸びていなかった時は心折れそうになりました。
その度に留学ドットコムの方にハッパをかけられて(笑)
「必死で貯めたお金なのにそんなに簡単に無駄にしてしまって良いんですか!」
「今楽な選択をして帰国後に就職活動で苦労するのと、今苦しい思いしてでも頑張って、帰国後に楽なのどっちが良いですか?」
「絶対に勉強が苦しいことから楽しくなる局面が出て来ます。もう少し頑張ってみましょう!」
思えば、こんなやり取りを何度やったかわかりません(笑)
Q.Tさんは割と厳しい学校へ行かれましたよね?それはなぜですか?
留学ドットコムのカウンセラーさんにそう言われたからです(笑)
相談に行った際に私は甘く考えていた部分があり、そんなに厳しい所は嫌だと伝えたのですが、「私の目標レベルを本気で達成したいなら、多少辛いかもしれないけど、負荷のある学校が良い」と言われたんです。
「緩いけど目標達成出来ないのと、きついけど目標達成出来る学校ならどちらが良いですか?」と言われ、思い切って自分に厳しい選択をしました。
結果的に良かったと思います。
なぜなら、自分でここまで厳しく律することは出来なかったでしょうし、それが出来なければ目標も達成出来なかったでしょうから。
Q.1日どのくらい勉強していましたか?
13時間〜14時間程度でしょうか・・・そもそも授業だけで10時間程度ありますので、自習を3時間程度加えてトータルそのくらいですね。
土日は模試を受けたり平日やりきれなかった部分の復習を4、5時間と言う感じです。
※今にして思えば頑張っていて良かった自習。自習無くして英語力アップ無しを痛感しました。
Q.時間的には結構いっぱいいっぱいですね。
そうですね。ただ、勉強だけに集中していれば良いので慣れてからは時間の使い方もうまくなったと思っています。
食事も掃除も洗濯も学校側がやってくれたので、それだけ勉強しても学校に併設されているカフェやマッサージショップに行ったり出来ましたし、睡眠時間も毎日7時間しっかり取ることが出来ました。
最初の頃は時間的にも精神的にもいっぱいいっぱいでしたが、生活にリズムが出て来てからは時間に追われる感覚はありませんでしたね。
特に私は平日は飲みに出たりすることもなかったので淡々と日々のルーティンをこなすように過ごしました。
Q.勉強法について教えて下さい。どのような勉強をしていましたか?
特に変わったことはやっていないのですが、授業を受けて受けっぱなしにしないことは心がけていたことのひとつです。
ゆえに、自習は結構大変でした。なんせ1日10コマくらいあるわけですから・・・なかなか授業中に全てを暗記することは出来ません。
その日授業でやったことをきちんと定着させる為に、授業が終わったら自習室に籠ることを心がけました。
また、先生や自分より英語の出来るクラスメイトから「音読が効果的」と言うことをアドバイスされ、静かに勉強する時は自習室、声に出して覚えるときや英会話の練習をする時は部屋やロビー、外に出たりしてボソボソ呟いていました。
端から見れば完全に変な人だったかもしれません(笑)
シャワーの時間も「独り言」を実践する貴重な時間でしたね。外国人の友人達としゃべることでスピーキング力を上げるのも良い方法だと思いますが、私は独り言、音読を重視しました。
フリートークを楽しむより、「こう言うことはこういう風に言う」と頭に入れて、文法的にも正しいことを確認した上で、ひたすらそれを口に出す練習するスタイルです。
※外に出て、キャンパス内をウォーキングしながらの音読やリスニングもお勧めの勉強法です。
Q.TOEIC800点取る為に重要なことは何だと思われますか?
まずは語彙力と文法力かなと思います。
語彙力がないとリーディングはもちろん、リスニングでもスコアが取れません。
リスニングセクションも選択肢は当然英語ですし、単語を知らないと選択肢が意味する所がわからないので、仮に聞き取れても回答出来ないことに気づかされます。
特にパート3とパート4は質問と選択肢の先読みと速読が必須なわけですが英単語に慣れていないとその時間も足りず正答できないことになります。
単語は相当必死に努力しました。授業中出て来た知らない単語はこまめにチェックして、自習時間に覚える。この繰り返しですね。
日本からTOEIC向けの3,000単語収録の単語帳を持って行ったのですが、当初は知らない単語ばかりだった状態が帰国時にはほとんど覚えている状態になっていました。
また、TOEICはリーディングのパート5が40問も出されますので文法力も800点突破には必須なのかなと。
正直言って文法は単語以上に苦手意識がありましたが、一度理解すると英文が読めるようになることが実感できましたし、パート5の文法問題もクイズのように楽しめるようになりました。
フィリピン人の先生には当初相当な面倒をかけたと思いますが(笑)、親切にじっくり教えてもらえたことで私でも何とかやりきることが出来ました。
マンツーマンレッスンの良さを強く感じた瞬間でしたね。
ついていけるか心配・・・私だけレベルが低かったらどうしよう・・・・そんな心配ばかりありましたが、先生がわかりやすい単語とジェスチャー、多くの例文や動画を使って根気よく解説してくれたので、私も理解しよう、復習して定着させようという気持ちを持つことが出来ました。
やっていくうちにわかりましたが、結局文法と単語の力がないとTOEICはおろか、英会話も上達しないことに気づかされましたので、とにかく最初の3ヶ月は死にものぐるいで単語・文法に取り組みました。
Q.リスニングやスピーキングはいかがですか?
授業だけでお腹いっぱいという量の英語のシャワーを浴びたのですが、自習時間にもiPodに入れた単語帳を音声で耳から覚える努力をしました。
リスニングをやっていて気づいたのは、音は聞き取れるようになっても、結局その単語の意味がわからなければ試験で正解することも、会話を成り立たせることも出来ないと言う当然の事実です。
リスニング力を上げる為にも、語彙力を上げなければならないと痛感しました。
また、リエゾンと言う音と音のつながりに関しては相当苦労しました。
例えば、put it on や not at allはプット・イット・オンとか、ノット・アット・オールと聞こえることもなければ、そう発音されることもないのです。
プリローン、ノラロールのように聞こえるんですよね。
この辺の部分をスピーキングの授業で取り組むことで、逆にリスニングの際に聞き取れるようになりました。
リスニングはリスニングだけやれば上達するわけではなく、単語やスピーキングともリンクしているんだな、と。
カリキュラムが読む・書く・話す・聞く+文法とバランスよく構成されていることには意味があるんだと勉強を進めていくうちに理解できました。
最初はとにかくスピーキングの授業だけやれば英語が話せるようになると本気で思っていましたから(笑)
授業だけでも話す・聞く時間は多かったですが、それ以外でも出来るだけ自分の口から英語を発する機会と英語を聞く時間を持とうと努めたことがTOEICスコアアップ以上に英会話力が付いた自信の要因かなと思います。
リスニングの授業でやった1.2倍速で聞く練習も、聞き取りの力をかなり向上させてくれました。
Q.フィリピン留学で楽しかった2割のことについて教えて下さい。
私は勉強メインで行ったのでアクティビティや旅行はあまりせず、土日もどちらかと言うと勉強していることが多かったのですが、それでも数回参加したアクティビティは楽しかった思い出です。
皆でリゾートビーチへ行ったりサメウォッチングやダイビングも楽しみました。学校では3食付いていましたが、時折外のレストランで色々な料理を楽しむことも出来ました。
※学校の友達と行ったセブ・マクタン島のリゾート。
※たまの外食が良いリフレッシュと勉強を更に頑張る原動力になりました。
ボランティア活動をしたり、先生のウチへ遊びに行ってフィリピン人の人達と触れ合えたことも良い思い出です。
友達が多い方ではありませんでしたが、バッチメイト(同時期入学の他の学生)とはとても仲良くなり、現地滞在中に頑張れたのは彼ら彼女らの支えが大きいです。
日本に戻ってからも連絡を取り合ったり時折飲みに行ったりとまさかフィリピンで親友を作ることが出来るとは思っていませんでした。
先生達も非常にサポーティブで現地生活中の支えでしたので、帰国前は号泣してしまいました。
あんなに最初は「帰りたい」と思っていたのに、最後の2週間は「帰りたくない!延長したい!」と心底思っていましたからね(笑)
苦しいことやしんどいことの方が多かったのは事実ですが、楽しかった2割の質量は濃密なものでした。
目標を達成できたこと以上に、多くの素敵な人達との出会いが財産となりました。
Q.これからの目標があれば教えて下さい。
まずはTOEIC900点台を目指して引き続き頑張ります。
そしてそれ以上に英語コミュニケーション能力をあげていけるように引き続き日本でもマンツーマンレッスンに通い始めました。やっぱりフィリピンに比べると日本で受けるレッスンは高いですが・・・
フィリピンでも続けた独り言、音読もしながらスピーキング力が落ちないようにしたいと思います。
フィリピン留学はこれからも年に1回は出来れば良いなと思っています。
航空券の安い時を狙って有給を使って英語力とモチベーションアップの為にも行けたら、、、、と言うか行きます(笑)
今回の初留学で一気にフィリピンのことも、英語の勉強も好きになりました。気軽に行ける近さと安さが魅力ですよね。
あんなに苦痛だったTOEIC試験も、今では趣味のように楽しんで受けれるようになったのはフィリピンで過ごした5か月間が大きいと思います。
留学ドットコムのカウンセラーさんに目標達成の報告をした際に「真の英語学習はTOEIC800点超えてから」と言われたのですが私自身も今それを実感しています。
現状に満足せず引き続き日本でも勉強を続けていきたいと思っています。
Q.これから出発される方に何か一言お願いします。
バランス感覚を大事にして欲しいと思います。
フィリピン留学は楽しもうと思えばトコトン楽しむことも出来てしまいます。
しかし楽しみ過ぎると当然勉強が疎かになり、期待していた程の英語力アップが実現できない可能性も高まります。
その一方で、無理して勉強ばかりになってしまって体調を崩したり、精神的に追いつめられてしまっても本末転倒です。
心身共に健康でなければ授業や自習にも全く身が入らないので、頑張り過ぎない程度に頑張って頂きたいと思います。
2015.11.20 その後のご報告を頂きました。
帰国後も毎日4時間の勉強を継続しています。
フィリピン留学で1日10時間勉強していたことを考えれば今はむしろ楽です。
勉強するクセをつけられたのもフィリピン留学のメリットだったと帰国してからすごく実感しています。
スコアも一気に870点まで上がりました。今では完全に英語、TOEICの勉強が楽しいです。
あんなに最初は苦痛だったのに(笑)