現地支払費用って何ですか?
フィリピン留学で必要になる費用は日本で払う学費・寮費・航空券・保険代だけではありません。
上記だけで留学予算を組んでいると現地到着後に「お金が足りない!」と言うことになり兼ねません。この現地支払費用とはどういった項目になり、いくらくらいかかるものなのかをこのページで認識して頂けますと幸いです。
先に結論からお伝えしますと、「月額3万円」が目安となります。
滞在期間が3ヶ月の方であれば9万円、滞在期間が6ヶ月の方であれば18万円が目安ということです。
実際に現地到着後、どんな費用が必要になる?
まず、現地フィリピンで支払うお金になりますので、単位はペソとなります。
必要な費用項目や金額は学校によって多少異なりますが、大体は以下の通り。
- SSP(就学許可)
- ACR-Iカード(外国人登録証)
- ビザ延長費用
- 水道光熱費
- 学生証
- テキスト代
- 寮保証金
※上記の内、「7.寮保証金」は特にベッドや机を壊したりなどがなければ全額退寮時に返金されます。
では、それぞれの金額とトータルでかかる金額はどの程度なのでしょうか?
実際にまずは学校の料金表を見てみましょう。
3人部屋、12週間でシュミレーションしてみましょう。
- SSP(就学許可) → 6,500ペソ
- ACR-Iカード(外国人登録証) → 3,000ペソ
- ビザ延長費用 → 9,050ペソ(3,640ペソ+4,910ペソ+500ペソ)
- 水道光熱費 → 6,540ペソ
- 学生証 → 350ペソ
- テキスト代 → 3,000ペソ
- 寮保証金 → 7,000ペソ
合計:35,440ペソ
上記にフィリピンペソのレートをかけます。
2016年2月21日現在、約2.4円ですので、35,440ペソ×2.4円=85,056円
寮保証金7,000ペソ(約1.7万円)は返ってくるので、実質的には3ヶ月で約68,000円は別途かかることになります。
地域を変えてもう1校見てみましょう。
クラークの語学学校MMBSの現地支払費用 ※クリックで拡大します。
同じく3人部屋、12週間でシュミレーションしてみましょう。
- SSP(就学許可) → 5,740ペソ
- ACR-Iカード(外国人登録証) → 2,760ペソ
- ビザ延長費用 → 8,530ペソ
- 水道光熱費 → 2,100ペソ
- 学生証 → 250ペソ
- テキスト代 → 3,000ペソ
- 寮保証金 → 2,500ペソ
合計:24,880ペソ
上記にフィリピンペソのレートをかけます。
今回は同じレート約2.4円で計算しますと、24,880ペソ×2.4円=59,712円
寮保証金2,500ペソ(約6,000円)は返ってくるので、実質的には3ヶ月約54,000円は別途かかることになります。
上記地域の異なる2校を比べてみましたが、上記と同じように計算してみるとどの学校であっても大体の現地支払費用が出てくるでしょう。
上記2校で言えば、月当たり5,000円くらいセブのC2が高いと言う分析が出来ますね。
上記はあくまでも「最低限」のシュミレーション
上記を見て、C2なら85,000円(実質65,000円)、MMBSなら60,000円(実質54,000円)あれば大丈夫なんだ〜とギリギリの予算計画をしていると危険です。
なぜなら、上記はあくまでも「最低限」のシュミレーションだからです。
費用はレートの変動(円安に上振れ時)や光熱費の使用量次第でシュミレーション以上かかる場合があります。
レート変動はどうしようもありませんが、光熱費は使用量に応じてかかってくるので、使用量が多くなれば、より多くの現地支払費用がかかることになります。
こちらもご参照下さい。→現地での水道光熱費が高いと感じるのですが・・
お小遣いも考えてゆとりある留学予算計画を!
現地に着くと、なんだかんだお友達と外食したり、カフェ行ったり、写真のようなリゾートに行ったりとちょっとしたお小遣いやアクティビティ費用が必要になります。
大体お小遣いは1ヶ月1万円〜2万円程度あれば十分だと思いますが(物価の安い国ですし、勉強に行っているわけですから)、全くの0予算で行くと現地でお金が足りなくなる可能性があります。
出発前は「自分は一切遊ばない」「毎日3食全て学校の食事を摂る」と決意していても現地でついつい友達に誘われると行きたくなるものです。
現地で実際どうするかはともかく、カツカツではなくある程度の余剰資金を持って現地入りするようにしましょう。(お金が足りなくなってご家族から送金してもらう羽目になっている学生さんもチラホラいらっしゃいます。)
故に、現地支払費用はゆとりをもって、月額3万円程度を目安にしておきましょうということです。
繰り返しますが、外食やアクティビティ、旅行をする方や光熱費使用料が多い方は月額3万円でも足りなくなる可能性はありますので留学資金にはゆとりをもっておくようご注意下さい。
フィリピンは現金主義の国ですので、日本のようにどこでもクレジットカードを使用できるわけではありません。ATMで現金を引き出してお支払いするケースも多くなりますので注意が必要です。
尚、到着時にペソを持っていなくても現地で両替できます。ほとんどの学校で、初日のオリエンテーション時に学校スタッフと共にレートの良い両替所にて換金し、現地支払費用を払いますのでご安心下さい。(空港で両替していく必要はありません。)