ECC(Emigration Clearance Certificate)について
語学留学などで半年以上連続してフィリピンに滞在することになる方に必ず必要となる手続きについてご案内します。
フィリピンでは観光ビザの延長が最大2年まで可能となっています。しかし、半年以上フィリピンに滞在した方が出国する際に必ずECC(Emigration Clearance Certificate)の提出が求められます。これはその方のフィリピン国内滞在が合法的なもので問題がなかった、犯罪なども起こしておらず出国に問題がないことを証明する意味を持っています。そのため手続きはマニラにある移民局で行われますが、この際本人が必ず行くことが必要となります。
【 ECC申請に必要なもの 】
・申請書
・3か月以内に取られた写真5枚
・申請費用 700ペソ
・パスポート原本
・ACR I-Card
・パスポートのコピー(顔写真の入ったページ、入国時のスタンプがあるページ、最後にビザ延長した時のスタンプ押印のページ各1枚づつ)
・最後にビザ延長した際の領収証のコピー
【 手続きの流れ 】
・必要書類を持って、手続き可能な移民局窓口へ行きます。窓口で審査を受け、この時申請者本人の指紋採取が行われます。早くて当日中、遅い場合は翌日や4日後に発行となるケースもあります。
なお、申請手続きを早めてほしい時には別途500ペソのExpress Lane Fee を支払うと優先的に処理をしてもらえます。
【 手続き時の注意点 】
・ドレスコードがあるため、キャミソールや半ズボンでは行かないようにしましょう
・入国日から6か月以上を超えた日をカバーできるビザの延長が済んでいることを確認
・出国予定日から最低で2日前から1か月以内に申請手続きをすること(早すぎると出国時無効となる場合もあります)
フィリピンではこのビザに関するルールや費用には頻繁に変更が生じたりします。学校に滞在している期間でこのECC申請が必要となる方は、必ず現地で学校スタッフや移民局ににも確認して手続きを行うようにしましょう。
ただし、このECCは連続して6か月を超える滞在の方が対象となるため、滞在期間中にフィリピンを出国して海外旅行される方や一時日本に帰国された方は不要となるケースもあります。ビザは大変重要な問題であるため、ご自身だけで判断せず、学校スタッフに確認しましょう。