自然が多く残るバギオの都市情報
フィリピンの北部、ルソン島にあるバギオは、ほかの地域とはまた違った表情を持っています。フィリピンと言うと常夏で温暖なイメージを思い浮かべますが、バギオは山々に囲まれた自然豊かな都市です。ガイドブックなどでもバギオの都市情報を見かけますが、ほかの都市とは違った雰囲気の写真が多く掲載されています。バギオは標高の高い土地にあることから年間を通し涼しく、非常に快適な環境で、フィリピン国内でも有数の避暑地となっています。そのため、毎年多くの観光客が訪れ、バギオで涼を楽しんでいます。観光スポットも多数抱えており、近隣にあるコルディリェラの棚田は、ユネスコ世界遺産に登録されています。
バギオは歴史も古い都市ですが、大学や語学学校をはじめとした教育機関が一通り揃っています。日本人の間では留学先としても人気があり、街中を歩いていると日本人の姿に出くわすことが多々あります。講師のフィリピン人も英語に長けており、日常的な場面からビジネスの場面まで、英会話で話しているフィリピン人の姿をよく見かけます。また、避暑地となっているため湿度は少なく、適度に涼しい環境でじっくり勉強をすることができます。フィリピン留学をしたくても暑さが苦手という方には、ピッタリの留学先と言えるでしょう。
物価水準はフィリピン国内のほかの都市と同等で、バギオには土産物屋をはじめ、レストランやバー、市場やスーパーマーケットが至る所にあるため、生活環境は整っています。自然が多く残っており、バギオから北へ十数キロのところにはいくつかの温泉スポットがあります。休日は大自然を眺めながら温泉で日々の勉強の疲れを癒しリフレッシュするといった、少し贅沢な過ごし方も可能です。バギオは歴史的建造物も多数残されており、フィリピンの歴史を一緒に学ぶこともできます。フィリピンの歴史と文化に触れることで、一般的な留学では味わえない貴重な体験ができるでしょう。
日本からバギオへ行くには、まず直行便でマニラまで行きます。マニラからバギオへ行く方法は複数ありますが、最もメジャーな交通手段は高速バスです。観光シーズンを迎える繁忙期には一番本数が多く、平常時でもバギオ行きの定期便が運行されています。バギオ市内での交通手段はタクシーがメジャーで、場所にもよりますが、マーケットや商店、飲食店は点在しているため、普段の生活なら徒歩で十分でしょう。バギオから各観光地へはバスが運行されている場合もあります。