フィリピン留学の生活面の注意はありますか?
フィリピン留学は通常、全寮制となり学校キャンパス内は防犯カメラや警備員などで完全に守られた環境ですが、生活上の注意点は何点かあります。注意点は基本的に個人で海外旅行に行く時と同様です。しかし滞在が長期間になる留学中は気の緩みが生まれ、トラブルに巻き込まれることもあります。より安全で健康な留学生活を送れるようにしましょう。
外出時
・外出時は必要以上に貴重品を持ち歩かない
市内をショッピングする場合の現金は5,000円あれば十分買い物を楽しむことができます。またクレジットカードや携帯電話、などの貴重品の持ち歩きも最小限に控えていきましょう。
・高価な服や露出の激しい服装はしない
高価な服を着てお金持ちだと思われては困ります。なるべくカジュアルな服装を心がけましょう。
また女性は露出の少ない服装を心がけましょう。
・危ない道・危ないと言われている場所にはいかない
入学初日のオリエンテーション時に、学校周辺の地域説明を新入生は受けます。そこで危険地域の説明がありますので、その地域には近づかないで下さい。危険地域(繁華街の路地裏)ではスリ・強盗・ストリートチルドレンによる集団強盗などに合う確率が多少高くなります。今までの被害状況としては携行品(財布、スマートフォン、カメラ、など)を奪われるものです。やむなく路地裏を歩くことがあれば、常に回りに注意を払い、危険を感じた場合は警備員がいる店などに入って身の安全を確保してください。
・知らない人間から一緒の行動や自宅への招待は受けても断る
通常の海外旅行でも基本となるものですが、知らない人にはついて行かないようにしましょう。大型ショッピングモールで「観光案内を持ちかけられる」、「日本が好き、日本語を勉強している」、などの理由で話しかけてくるフィリピン人がいます。日本人の親切心を利用して、最終的には金品を盗むなどの犯罪につながるため、日ごろから注意しましょう。
フィリピン留学中は滞在に慣れてきた学生が外部の人と友達になりたい、英語を話したいという気持ちになり、知らない人に簡単について行ってしまうことがあります。通常の小旅行では考えられないかと思いますが、長期で滞在していると心のゆるみが出てきます。
・交通安全に関して
フィリピンでは日本のように交通マナーが整っていません。横断歩道や信号がない場合もあります。外を歩く際は常に周りに目を配り、交通事故にあわないように気を付けましょう。
また歩きにくいサンダルやヒールでの外出はやめましょう。スニーカーなどを準備すると安心です。
・露店の食べのもには注意
外出するとローカルマーケットの露店などを目にすることがあります。串焼きのお肉や果物、ジュース、スイーツ、など慣れていない留学生はローカルフードでお腹を壊してしまう場合があります。
フィリピン人講師と外出して同じものを食べた場合でも学生だけお腹を壊します。なるべくローカルフードは食べないようにお願いします。
生活上の注意
・体調管理
手洗い・うがいを行いましょう。日ごろから体調管理には気を付け、風邪や細菌感染を防ぐため、外出から帰宅した時に行ってください。体調に異常を感じた場合は、日本人スタッフの早めの相談を行いひどい場合は病院に行きます。
・水道水は口にしないで下さい。
フィリピンの学校で使用している水は無色透明で臭いもありません。しかし浄化は完璧ではありませんので学校に備え付けがあるウォーターサーバーの水を使用してください。また入学して間もない期間はうがい、歯磨きの際にもウォーターサーバーの水を使用しましょう。
入学初日からウォーターサーバーを使用できるように、日本からコップやタンブラー、水筒を準備されることをオススメします。またが外出先の飲食店でだされる水にも注意が必要です。飲食店ではどういったお水を使用しているかわからないため、なるべく飲まないようにしましょう。外出時にも学校のウォーターサーバーの水を入れた水筒を持ち歩いて水分補給をしてください。
・虫除けスプレー使用のおすすめ
ウィルス感染は蚊に刺されることで発症します。有名なものは「デング熱」などになりますが、蚊に刺されてから1週間前後で高熱症状が出てきます。デング熱は早期的に正しく治療を行えば治るものです。体調の異常を感じた場合はすぐに学校に相談してください。感染を防ぐには蚊に刺されないことがもっとも有効です。肌の露出を極力避けた服装と虫除けスプレーを使用するよう予防してください。