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清原 みなみ 様 / 30代前半
24週間
Man to Man Boarding School(MMBS)
当時、小さな商社で働いていた私ですが、英語を話せなくても仕事には支障ありませんでした。ただ、たまに海外からのお客様を案内する機会がありました。英語が聞くことは出来ても、話すことがなかなか出来ず、YesかNoしか言えないので話が膨らみません。英語が話せるようになったら、もっと世界が広がり楽しいだろうなと思いました。また小さい頃から憧れだった海外生活をするという夢を叶えるため、仕事を辞め、オーストラリアへワーキングホリデーVISAで行くことを決意しました。その為の情報収集をするうちに、たまたまインターネットでフィリピン留学のことを知りました。最初はフィリピン?治安も悪そうだしな。と思いましたが英語に自信がなかった私はオーストラリアへ行く前にフィリピンに留学する決意をしました。
フィリピン留学が魅力的だった点は、最初はオーストラリアで4ヶ月学校へ行く予定(オーストラリアワーホリVISAでは最大4ヶ月学校へ行くことが出来る。)でしたが、オーストラリアで学校へ行くよりもフィリピンの方がはるかに授業料が安いということ、またオーストラリアでは平均12,13人の生徒対、先生が1人というのに対し、フィリピンではマンツーマン授業が主流というところです。
その中でMMBSを選んだ理由は日本人スタッフがいることと、場所がターラックという首都マニラから車で3時間くらいの田舎にあるので、安全で娯楽が少なく勉強に集中できそうだという点でした。
24週にしたのは、問題なく日常会話が話せるようになりたかったからです。
私はグループ授業(生徒4人対、先生1人)1コマとマンツーマン授業(グラマー2コマ、スピーキング1コマ、リーディング・ライティング1コマ、リスニング1コマ)5コマ、計1日6コマを受講しました。こちらの学校はグラマーに力を入れているようで、グラマーの基礎がしっかりしていないと、話すことはもちろん他の教科も伸びないと日本人スタッフの方にアドバイスをいただいたので、こちらの時間割りで進めることにしました。グラマーを英語で学ぶということが新鮮で日本語で学ぶよりも、ちょっとしたニュアンスの違いに気づくことが出来たり、記憶に残りやすいので、効率的な勉強方法だと思いました。またボキャブラリーも単語帳の日本語で覚えるのではなく、別の英語を使って説明して覚えるほうがはるかに記憶に残ります。ライティングの授業では、宿題で日記を書いてきて、それを先生が添削して文法や単語はもちろん、文章の書き方のコツなども教えてくださいました。
グループ授業もビギナーのころは、みんなでゲームなどをして楽しい授業でしたが、インターになると討論をしたり、自分の意見を言う場面が多く、日本語でも難しいのに英語で自分の意見を言うことに苦戦しました。
+αタームによって授業が終わったあとに日本人スタッフによるグラマーやカランという英語脳にするために素早く正確に英文章で質問に答えないといけないという、ゲームみたいな授業を受講したりもしました。
ターム最後に1度、アチーブメントテストがあり、自分の今のレベルを知ることが出来ます。(スピーキングテストと、リスニング・ライティング・リーディングの筆記テスト)最後の最後まで慣れることはありませんでしたが、なかなか自分では実感のしにくい英語力の成長が目に見える形で見られることは嬉しかったし、次への目標につながりました。
私の場合、ビギナー2からインターミディエイト2まで上がることが出来ました。(下からプレビギナー、ビギナー1・2・3、インターミディエイト1・2・3、アドバンス1・2・3)
お部屋は1人、2人、3人、4人部屋から選ぶことができ、私は4人部屋を選びました。理由は単に値段が1番安かったということです。でも4人部屋を選んで私は良かったと思います。沢山の方と関わることが出来たのと、4人部屋はトイレとシャワーが別でした。なのでトイレやシャワーを待つことはほとんどありませんでした。
またマナンというお手伝いをしてくれる方が週に1回部屋のお掃除をしてくれますし、週に2回洗濯をしてくださいます。(女子の場合、下着は不可。各自手洗いです)
朝、昼、晩と日本人食堂で日本人用のご飯が用意されます。毎朝のヨーグルト、月曜日の朝はパンケーキ、水曜の朝はパンデサルというフィリピンのふわふわのパンが私は楽しみでした。たまに日本人スタッフの方が日本のカレーやシチュー、緑茶やおにぎりなど日本食が恋しくなる頃に用意してくださいます。
仮にメニューがどうしても今日の気分ではない時は売店でカントンというフィリピンの即席めんや、また学校の目の前に2つのレストラン(フィリピン料理と韓国料理)があります。フィリピンは物価が安いので外食もお財布に優しいです。
フィリピン人の先生はみんなフレンドリーで、いつも親身になって納得のいくまで教えてくださいます。マンツーマンなので、分からないことも遠慮なく聞くことが出来ますし、分かるまで教えてくださいます。出発前はフィリピン人の英語は訛っていないのかと心配でしたが、全くそんな感じではなく先生たちも授業後トレーニングをしていたりし、先生の質も高いと思います。住み込みの先生もいらっしゃったので、夜でもプレイルームあたりに行くと先生と楽しくお喋りすることが出来ました。
日本人スタッフの方は色々な相談に乗ってくださいます。毎週金曜日のお昼にはミーティングもありますし、希望者には面談もしてくださいます。私も時間割の組み方、授業の進め方など相談に乗っていただきました。また私の場合、オーストラリアへ行くことが決まっていたので、オーストラリアに留学経験のあるスタッフの方に色々オーストラリアについて聞くことができました。
同じタイミングで入学した子達のことをバッチメイトと呼ぶのですが、そのバッチメイトとお買いものへ行ったり、カフェへ行ったり、小旅行へ行ったり、日ごろの疲れをとりにマッサージに行ったり。日本に比べて物価も安いし、(マンゴーも安くて美味しいですよ。)フィリピンには沢山綺麗なビーチがあります。私はボリナオ、バナウェイ、ボラカイ島、ハンドレッドアイランドへ行きました。こういう自分へのご褒美があるので日頃の勉強も頑張れるというわけです。
また先生とも頻繁にご飯を食べに行ったり、先生の自宅でのパーティーにお呼ばれしてもらったり。ご兄弟のウエディングパーティーに参加させていただいたことは、私にとってとても貴重な思い出です。
1番の思い出はバッチメイトとボラカイ島へ旅行に行ったことです。あの綺麗な海の色は一生忘れません。
学校の良い点は、やはり環境です。掃除、洗濯はマナンがしてくださるし、ご飯も用意されています。田舎町なので周りからの誘惑が少なく、自分に甘い私でも勉強に集中することができました。また自習室もあり、そこはクーラーもよくきいていて、1人先生がいますので、分からないこともすぐ聞くことが出来ます。また自習室でバッチメイトを見かけると自分も勉強しなきゃと良い刺激にもなります。
悪い点は、私は24週いたので、最後の方はご飯に飽きてきました。またWifiが私の滞在していた4人部屋では、ほぼ使用できなかったです。プレイルームなどへ行くと入るのですが。まぁ、そのおかげで時間を有効に使えてよかったのかもしれません。
あと、当時こちらの学校は日本人と韓国人の生徒だけだったので、時期によっては日本人の割合が高かったです。でも韓国人の友達も沢山出来ました。
私はフィリピン留学の後、オーストラリアの語学学校へ1ヶ月だけ現地での友達作りを兼ねて行ったのですが、やはり私にはフィリピンの学校の方が合っていると感じました。
マンツーマンではないので私の性格上、授業を止めてまで質問をするのが難しく、恥ずかしいという気持ちになってしまいます。またオーストラリアではもちろん、料理も掃除も洗濯も自分でしなければいけないので、あそこまで集中して長時間勉強ができません。
フィリピン留学後、オーストラリアへ行こうと思っている方は、思う存分勉強に集中できる環境に感謝して、英語力を伸ばしていただきたいと思います。英語が話せるか話せないかでオーストラリアでの楽しめ方も変わってきます。オーストラリアに来る前にフィリピンに来てほんと良かったと心から思います。もしフィリピン留学に行かなかったら・・・考えただけで恐ろしいです。フィリピンでの経験は間違いなく、私の自信へと変わりました。私は24週だったのでバッチメイトの中では滞在期間が長いほうでしたが、あっという間でした。ただ毎月、バッチメイトを見送るときは寂しい気持ちでいっぱいでしたが・・・幸い私のバッチメイトはオーストラリアにワーホリへ行く子が多く、何人かのMMBS卒業生とオーストラリアでの再会を果たすことができました。同じ環境で切磋琢磨した仲間は卒業しても大事な仲間です。
また学校で出会った先生方とも今でも連絡を取り合っています。オーストラリアに着いて間もないころ、オーストラリア人の訛りの強い英語が全く聞き取れず、落ち込んだ時もフィリピンの先生が励ましてくださいました。日本へのホームシックではなく、フィリピンシックになったのを今でも覚えています。
オーストラリアでの生活が充実し、楽しいものになったのもフィリピン留学という経験があったからこそだと思って感謝しています。
そんな私の大好きなフィリピン。また、いつか遊びに行きたいと思います。
清原 みなみさんが通った学校はこちら
自然を感じる広いキャンパスでしっかりと勉強できる環境
佐山 裕紀(ALLEN) 様
20代
S 様
20代
山田 加奈 様
20代後半
Y 様
20代
JACK 様
20代
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