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鈴木 啓介 様 / 20代前半
4週間
Man to Man Boarding School(MMBS)
私は大学1年次の春に留学しました。
大学一年次にサークルの行事でタイやマレーシアなどのアジアの学生との英語でのディスカッションに参加する機会がありました。高校時代まで英語は得意で、自信満々でディスカッションに参加しましたが、ほとんど発言することが出来ませんでした。また、他の国の学生が流暢な英語と堂々とした態度でプレゼンや発言をしている姿を見て、私は自分の視野の狭さと英語力の無さを痛感し、非常に悔しい思いをしました。
そこで私は異文化に触れ多角的視点を獲得し自分を成長すること、英語でのスピーキング・リスニング力を向上させたいと思うようになりました。また、今まで人生で一度も海外に行ったことがなく、海外に憧れが募っていました。当時大学一年生だったため貯金があまりなかったこと、スピーキング・リスニングに重点を置いていること、そして人とは違う体験がしたかったことの三つの軸を置いて、国と学校を選びました。いろいろな国の留学条件や特徴を調べているうちに、マンツーマン授業をカスタマイズでき、なおかつ欧米に比べ格安に留学のできるフィリピンが目に止まり、留学を決意しました。
しかし、今まで海外、ましてや留学したことのない自分にとっては自費で大学のプログラムではなく自己計画してフィリピンに留学することはとても勇気のいる決断でした。両親や先生もフィリピンの治安の悪さを心配して最初はあまり賛成していませんでした。しかしそのおかげで人一倍事前準備や留学の目的を明確化した上で留学に臨めました。
マンツーマンであることはもちろんコースが細かく分かれていたり、プラスαで受けられる授業が豊富なので、自分の留学の目的にあった授業がうけられました。特にスピーキングの授業では先生が生徒の話を引き出そうとしてくれるので自然に話せるようになりました。また、文法にも力を入れており昔習って忘れてしまっていた基礎文法を復習するきっかけになりました。
リスニングの授業でもリーディングの授業でもどの授業でも日本の中学や高校の英語の授業と違い、自分が主体になって全ての授業が進むということです。能動的に先生に働きかけることで自分に足りない英語力を教えてもらったり、力を伸ばすための宿題を出してもらうことができます。これらの授業のおかげで自分の考えていることや思っていることを英語で口に出すことが少しずつできるようになりました。
・学生寮は快適ですか?食事はどうですか?
学生寮はWi-Fiも通っており快適でした。シャワー室やベッドはもちろん日本に比べると清潔感に欠けますが、フィリピンの街を歩いてみると、学生寮がいかに清潔かわかりました。
部屋は二人部屋にしましたが、最初の二週間は一人で自由に過ごすことができました。後半二週間は共同生活でしたが、基本的に1日授業なので、部屋で不便することはありませんでした。勉強に関しても自習室があるのでいつも綺麗で快適な環境で勉強することができます。
食事については最初戸惑うこともありました。。。お味噌汁にバナナが入っていたり、あまり日本では見ない食べ物が出てきたりすることも多々ありました。しかし、たまに日本人スタッフの方がおにぎりやふりかけなど、日本を思い出すような美味しいものを出してくれます。フィリピン全体の傾向として少し脂っぽい食事なようですが私はあまり気になりませんでした。フィリピン料理自体はそこまで日本人と相性が悪くないと思います。
先生はとてもフランクで優しく気さくな方がほとんどでした。私は授業中先生の態度や発言で不快に感じることは一切ありませんでした。日本に興味のある先生も多く、話していてこちらもとても楽しかったです。
スタッフの方はみなさん非常に親切でした。日本人スタッフの方が基本的に学校のルールや生活の仕方など説明してくださいます。非常に丁寧な説明で、入学当初とても安心した記憶があります。生活で困ったことや学校付近のオススメの場所や勉強のコツなど非常にお世話になりました。
また、日本人スタッフの他にフィリピン人の現地スタッフの方も多数いらっしゃいます。正直フィリピン人スタッフの方には日本レベルの対応力や事務処理のスピードはないと思います。特に帰りの手続きは遅くて、イライラしましたが、それ以外はスムーズで気になりませんでした。
同じ時期に入学した人たちと海に行ったり、マーケットに行ったりなどしました。一度学校が主宰する孤児院のボランティアにも参加しました。最後の休日には小旅行でフィリピンの奥にある世界遺産バナウェに行ってきました。
初海外ということもあり、見るもの全てが刺激的でした。そして授業以外の時間にも私は様々な貴重な経験をすることができました。ありきたりですが日本がいかにものに恵まれているかを実感することができました。
観光のイメージがあまり無いフィリピンですが、面白いスポットや観光名所は数多く存在します。日本よりも物価もはるかに安いので思いっきり遊ぶこともできます。しかし治安が悪いので、夜出歩くことは少なかったです。観光以外で言えば日本から買ってきた消耗品の補充やお菓子を買いに行ったりしました。近くに大きなショッピングモールがあるのですぐに買い出しに行けます。
学校の良かった点は
① 時間割が自分で全て組み立てられること
② 学校の規則や門限がしっかりしているため学校内の治安が良いこと
③ 先生の質が高いことです。
アメリカやカナダ、イギリスなど留学で人気な国は本場の英語を学べる一方で時間割が決まっていたり、人数が多かったりするため、自分の伸ばしたい英語力を伸ばせるとは限らないように私は思いました。また、日本人経営の学校は欧米には少ないように思いました。
その点、初海外・初留学の自分にとっては日本人経営で自分の好きなように授業を組み立てることのできるフィリピンは非常に魅力的でした。
先生については他の語学学校に留学していたことがないので比較することはできませんが、日本の中高時代の先生よりも文法や発音を丁寧に教えていただきました。
学校の悪かった点は強いていうなら、日本語が飛び交いすぎている点です。
フィリピンの他の語学学校には日本語禁止のところもありますがMMBSは違います。日本語禁止でないおかげで友人を作りやすかったです。また授業とそれ以外の時間をメリハリをつけて過ごすことができました。しかし一方で日本人同士で固まってしまい、他の国の人とコミュニケーションをとる機会を失ってしまっていた気もします。また、英語を日常的に使うことでよりスピーキング・リスニング能力を向上させることができたかもしれないと思いました。
卒業する際に学校の先生に日本に行く時は連絡するね‼︎と言われたことです。生徒同士仲良くなることはもちろん良くありますが、先生との仲も非常に深まりました。英語を使って、別の国の人と仲良くなることは日本ではあまり体験することができないことだったので非常にうれしかったです。学校を卒業する前にFacebookを交換し、日本に帰国して今も時々先生とメッセージを送り合っています。コミュニケーションはもちろん英語なので、英語の練習にもなります。中学校や高校では教えてもらえない独特の言い回しやスラング、かっこいい言い回しなどもチャットやメールでたくさん教わりました。
留学の成果を測るためにTOEICを受験しました。留学前のスコアは400点台後半でしたが、留学後には800点をマークしました。主にリスニングが飛躍的に向上しました。具体的にはパート3・4はほとんど満点に近い点数をマークすることができました。
また、少しですが話せるようになった英語を使って旅行しようと思い、ベトナム・カンボジア・マレーシア・シンガポールをバックパッカーで周遊しました。 もちろん英語が全て聞き取れたり、言葉の壁を全く感じなくなったりしたわけではありませんでしたが、英語のおかげで少し世界が広くなったように感じました。宿をブッキングする時やツアーを予約する時など生活の至る所で英語を活かすことができました。
これら以上に留学の何よりの成果は英語で会話することへの抵抗感が薄れたことです。日本にいると発音良く英語を話すことや文法を間違えることを恐れてなかなか英語を話せないことも多かったのですが、留学に行って完璧な文法や発音ではなくても堂々と英語を話すことがコミュニケーションを取る上で大切だと痛感しました。
留学に出発する前は現地での生活や英語が本当に話せるようになるのかなど未知数のことが多くて不安だと思います。しかし、その心配する時間を準備の時間に回すことで、その不安は期待へと変わると思いました。現地で英語が話せるか不安なら、留学行く前に英語の発音や単語の勉強を日本でして、その実践の場として留学をするのもいいと思います。私ももっと勉強してから行っても良かったかなと少し後悔しています。
留学中は楽しいことや誘惑がたくさんあると思います。しかしそれらに気をとられすぎて、留学に来た意味を忘れないようにした方がいいと思います。
フィリピンはあまり治安が良くないという評判がありますが、今は海外どこの国でもテロや災害のおそれがあります。それらを未然に防ぐためには自分の危機管理や留学前の下調べが重要になると思います。
親や周囲の人を安心させるためにもしっかりと事前準備をして、留学を満喫し、有意義なものにしてください。留学前も留学中も悩むより考えて行動して頑張って下さい。
鈴木 啓介さんが通った学校はこちら
自然を感じる広いキャンパスでしっかりと勉強できる環境
T 様
20代
匿名希望(女性) 様
20代前半
SAKI 様
20
田中 雄裕 様
20代
S.T 様
20代前半
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